伊藤嘉八写真集「ぼろりきさん」 

「ぼろりきさん」の愛称で親しまれた郷土の偉人「柴原力太郎翁」を7年間に渡り撮り続けた貴重な写真集です

本名:柴原力太郎 明治17年引佐郡井伊谷村(現浜松市)に生まれました。15歳の時から人力車夫として身を立て 大八車で運搬業を営むという職業で人生を出発したのでした。悪路に悩まされ 汗にまみれた力太郎さんは 自力でできる社会奉仕として 道路補修を唯一のものと信じ 一生を捧げる決意をしました。寝食を忘れ 妻もめとらず 衣服もかえりみない青年、力太郎さんの心情に 周りの人たちの認識に変人扱いの時はありましたが「ボロリキさん」の愛称で呼ばれるようになったと聞きました。自らの生活をかえりみず 生涯を社会の奉仕に尽くし 鍬と大八車の人生を貫いた力太郎さんの功績は永く後世に残るものです。『わしは身体さえあればいい 金はいらん 世の中のためになればいい 人のために尽くすことよ』 と 翁は常々語っていました。写真を撮り続けて7年間 力太郎翁との出会いは私にとって大きいものでした。伊藤嘉八S39藍綬褒章受章 S40勲6等旭日章受賞 S43引佐町名誉町民(現浜松市名誉市民)S47没 享年88歳

(クリック拡大)

伊藤嘉八(磐田市1947生)2005年以降の出版・写真展など

2005年 写真集「遥か時を越えて韓国」出版 2008年 BSジャパン「チャンス ドビュッシー」ブログランキング写真「作家部門4位」 2014年 写真集「続 遥か時を越えて韓国」出版 2015年 写真展「甦るニッポンの原風景」 2016年 写真展「ウハウハドキドキ恋のフラメンコ」「大阪・ドヤ街の日々」 2017年写真展「修行僧の日々」写真雑誌「モノクロ作品招待席」年度賞1 2018年 写真展「ボロリキさん」